2016/2/25

事例紹介その④
抽出から乾燥エキスまで
事例紹介その④
抽出から乾燥エキスまで

事例その④『抽出から乾燥エキスまで』

容積300~5000Lの抽出釜を複数有し、水・含水エタノールでの溶媒抽出が可能です。お客様のご要望を考慮しながら、それぞれの素材が持つ特性を活かした処理方法を決定します。
天然物が有するファクターには以下のものがあります。

≪天然物が有するファクター≫
  ・由来(植物、動物、鉱物、キノコ類など)
  ・部位(葉、果実、種子、根、樹皮など)
  ・原料の大きさ
  ・成分含量

≪お客様のご要望例≫
  ・用途(固形剤、液剤など)
  ・エキス性状
  ・成分含量


一例ですが、飲料に配合するエキスのご相談を受けました。
配合したいが沈殿物が析出するので、抽出以降の工程で工夫ができないかとの内容です。
活性成分含量を低下させず、溶解度を上げる調製法を検討しました。
沈殿物を分析、同定し、除去する作業を抽出及びろ過条件の変更(抽出温度、ろ過機の回転数など)で行い、同時に活性成分の定量を行いながら調製法を決定し、解決しました。

本業である漢方薬の抽出経験を活かし、積み上げられた分析技術の実績を参考にして、必ずお役に立てると思います。



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