2015/11/05

日本流通産業新聞「ロコモ対応素材特集」に『筋骨草エキス末』記事が掲載されました。

日本流通産業新聞(2015年11月5・12日合併号)より抜粋

「筋骨草エキス末」
グルコサミンとの相性よく
相乗効果を動物試験で確認/松浦薬業

  グルコサミンとの相乗効果が確認された抗ロコモ素材が「筋骨草エキス末」だ。漢方素材の輸入・抽出・製剤化・包装までを一貫して行う松浦薬業(本社愛知県、松永忠功社長、電052-883-5151)が提案している。
  筋骨草は、シソ科の植物。中国での古くからの植物名である「筋骨草」を素材名として採用しており、最終製品のパッケージや広告に「筋骨草エキス配合」と表示できる。動物試験では、変形性関節症や骨粗しょう症に対する有効性を確認している。同素材をグルコサミンと併用した際に、相乗的な効果が得られることが、動物試験により実証されている。
  関節炎モデルラットに対する16日間の投与試験では、関節炎に対する有効性を調べた。①関節炎モデルラットに体重1㌔㌘あたり0・1㌘の筋骨草エキス末を投与(筋骨草群)②同1㌘のグルコサミンを投与(グルコサミン群)③筋骨草エキス末とグルコサミンの両方を投与(併用群)④どちらも投与しない(対照群)⑤正常ラット(正常群)――の5群に分け、左後ろ脚の裏の浮腫(腫れ)率を調べた。その結果、筋骨草群では、グルコサミン群よりも、浮腫率が抑制されることがわかった。
さらに、併用群においては、各単独投与群よりも作用が増強され、浮腫率が有意に抑制されることがわかった=グラフ筋骨草エキス末とグルコサミンとの相乗効果が確認された格好だ。
  その他の試験結果なども踏まえ、同社では「筋骨草エキス末は関節腫脹を改善することによって痛みを緩和していると考えられる」としている。
  骨粗しょう症に対する有効性は、卵巣摘出による骨粗しょう症モデルマウスで調べた。
一般的に、卵巣を摘出すると、大腿骨の「重量」「水分含量」「灰分量」「カルシウム含量」「コラーゲン含量」が著しく低下することが知られている。筋骨草エキス末を投与したマウスでは、各数値の低下が有意に抑制されることが確認された。筋骨草エキス末の用量を増やすほど抑制効果が高まることもわかった。
  大豆イソフラボンと併用した際の、骨粗しょう症に対する有効性についても確認している。同素材と大豆イソフラボンを同時に投与したところ、大豆イソフラボンを単独で2倍量与えた場合と同等もしくはそれ以上の作用を発揮することが確認された。筋骨草エキス末を併用することによって、大豆イソフラボンの摂取量を減らせる可能性があることが示唆された。


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