2016/4/4

食品化学新聞「グルコサミン/NAG一歩先へ」特集に『筋骨草エキス末』の記事が掲載されました。

食品化学新聞(2016年3月31日号)より抜粋

「筋骨草エキス」で併用提案
関節の抗炎症で相乗効果/松浦薬業

松浦薬業は、生体内のコラーゲン合成促進作用を有する「筋骨草エキス末」を抗ロコモ素材として販売している。骨粗鬆症、変形性関節症などに関する有効性データを充実させ、単独処方のほか、グルコサミンや大豆イソフラボンとの併用効果も確認している。

同社の筋骨草エキス末は、キランソウやカイジンドウ、またはその他同属植物およびそれらの種間雑種の地上部を抽出した褐色~緑褐色の粉末製品で、骨粗鬆症に対する有効性は卵巣を摘出したモデルマウスを用いた比較試験(投与群200㎎/㎏)では、大腿骨の重量、水分含量、灰分量、カルシウム含量、コラーゲン含量の低下をいずれもコントロール群に比べ、有意かつ用量依存的に抑制した。また、大腿骨における骨梁の割合が低下するのを抑え、骨破壊につながる破骨細胞の分化誘導を抑制することを明らかにしている。さらに筋骨草エキス末と大豆イソフラボンの併用摂取では、各単独投与群と比較して同等あるいはそれ以上の効果を示す結果を得ており、筋骨草エキス末の併用により大豆イソフラボンの摂取量を抑えることができる可能性が示唆されている。

またアジュバント誘発による関節炎モデルラットを用いた試験では、関節の腫脹・炎症の抑制を確認し、特にグルコサミンとの併用群では、浮腫の抑制効果において相乗効果が認められた。関節の組織観察において対照群で認められた炎症性細胞の浸潤は各単独投与群において抑制傾向が認められたが、併用群では有意な抑制が認められた。同社ではこの抗炎症作用は、NO産生の抑制を介したものとみている。1日推奨使用量150㎎を目安に、骨・関節をサポートする抗ロコモ素材として、サプリメント向けに幅広く提案していく。

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