2016/10/19

日本流通産業新聞「内外美容に役立つ健康食品素材特集」に『紅景天エキス末R』記事が掲載されました。

日本流通産業新聞(2016年10月13日号)より抜粋

美白・抗糖化作用など確認
「飲む美白素材」として提案/松浦薬業

漢方素材の輸入・エキス加工・製剤化・包装までを一貫して行う松浦薬業(本社愛知県、松永忠功社長、電052-883-5151)は、独自素材「紅景天エキス末R」の経口摂取によって美白作用が得られることを示すエビデンスを蓄積している。動物試験では、日焼け予防作用や日焼け消退促進作用を確認。加えて最近の研究では、抗糖化作用についても解明が進んでいる。同社ではこうした試験結果を基に、紅景天エキス末Rを、「『飲む』美白素材」と位置づけ、提案の強化を図っている。

紅景天エキス末R 」は、高山植物イワベンケイ(ロデオラ・ロゼア)の根茎を乾燥させた「紅景天」から、有効成分を効率よく抽出した素材だ。

日焼け予防作用や日焼け消退促進作用はマウスを用いた試験で確認している。日焼け予防の試験では、紅景天エキス末Rをマウスに経口投与。投与1時間後から、紫外線B波(UVB)を照射することを9日間繰り返し、メラニン合成が活発なメラニン産生細胞である「DOPA陽性メラノサイト」の数の推移を測定した。

その結果、UV照射群では、UV非照射群に対して有意にDOPA陽性メラノサイト数が増加することが確認されたが、照射前に紅景天エキス末Rを投与した群では、メラノサイトの増加が有意に抑制されることがわかった。

紅景天エキス末Rの投与量を増やすほど、メラノサイトの増加抑制効果が高まることもわかった。紅景天エキス末Rの持つ日焼け予防作用が確認された。

日焼け消退促進作用を調べた試験では、マウスに15日間UVB照射を行った後、1週間もしくは2週間、紅景天エキス末Rを経口投与した。その結果、1週間投与群、2週間投与群のいずれについても、UVB照射により活性化したメラノサイト数の増加が、有意に抑制されることが確認された

最近の研究では、同素材に、抗糖化作用があることも分かってきている。

糖化とは、たんぱく質が糖と結び付き、変性・劣化する反応。糖化によって、AGEs(最終糖化産物)が生成される。肌のコラーゲンが糖化すると、老化が促進、たるみ・シワ・くすみ・かさつきなどの原因になることが知られている。骨質の低下や動脈硬化などにも糖化反応が関与していることが分かっている。

紅景天エキス末Rは、「ヒト血清アルブミン・グルコース反応系」「コラーゲン・グルコース反応系」「コラーゲン・グリオキサール反応系」の三つの系のいずれにおいても、有意な抗糖化作用があることが、最近の研究により確認されている。いずれの系においても、紅景天エキス末Rの濃度を高めるほど、効果が高まることもわかった。

同社では他に、美肌に役立つ健康食品素材として、ブラジル原産植物由来の「 パフィアエキスパウダー 」も提案しており、好評を得ているという。同素材については動物試験で、コラーゲン合成促進作用や、皮膚光老化抑制作用を確認コラーゲンペプチドなどとの併用効果も、別の試験で確認している。

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