2016/11/30

日本流通産業新聞「ロコモティブシンドローム対応素材特集」に『筋骨草エキス末』記事が掲載されました。

日本流通産業新聞(2016年11月24日号)より抜粋

グルコサミンと併用効果 関節炎の抑制を確認
『筋骨草エキス末』/松浦薬業

漢方素材の輸入・抽出・製剤化・包装までを一貫して行う松浦薬業(本社愛知県、松永忠功社長、電052-883-5151)は、総合的なロコモティブシンドローム(運動器症候群)対応素材として「筋骨草エキス末」を提案している。関節炎の抑制効果においては、グルコサミンとの併用効果があることを確認。骨粗しょう症に対する有効性に関するエビデンスも得ている。

筋骨草は、シソ科の植物。中国での古くからの植物名「筋骨草」を素材名として採用している。「筋骨草エキス配合」とパッケージや広告にうたうこともできる。

関節炎に対する効果は、動物実験で確認している。

同実験では、ラットを①関節炎モデルラットに体重1キログラムあたり0・1グラムの筋骨草エキス末を投与(筋骨草群)②同1グラムのグルコサミンを投与(グルコサミン群)③筋骨草エキス末とグルコサミンの両方を投与(筋骨草・グルコサミン併用群)④どちらも投与しない(対照群)⑤正常ラット(正常群)――の5群に分け、それぞれを16日間投与した。

左後ろ脚の浮腫(腫れ)率を調べたところ、筋骨草群では、対照群に比べ浮腫率が抑制されることがわかった。抑制効果はグルコサミンよりも高かった。

筋骨草・グルコサミン併用群においては、各単独投与群と比較してもさらに浮腫率が抑制されることが確かめられた。対照群との間には、有意差が認められた。筋骨草エキス末とグルコサミンとの併用により、相乗効果が得られることが確認された。

試験管内の実験などによってメカニズムの考察も行っており、同社ではその結果も踏まえ「筋骨草エキス末は関節腫脹を改善することによって痛みを緩和していると考えられる」と結論付けている。

卵巣を摘出した骨粗しょう症モデルマウスを使った動物実験では、骨粗しょう症に対する有効性が確認されている。

一般的に、卵巣を摘出すると、骨粗しょう症の症状が進行し、大腿骨の「重量」「水分含量」「灰分量」「カルシウム含量」「コラーゲン含量」が著しく低下することがわかっている。

同実験では、筋骨草エキス末を投与すると、各数値の低下が有意に抑制されることが確認された。筋骨草エキス末の用量を増やすほど、抑制効果が高まることもわかった。

骨粗しょう症モデルマウスに、同素材と大豆イソフラボンを同時投与する実験も行った。

同実験では、大豆イソフラボンを単独で2倍量与えた場合と同等かそれ以上の改善作用が確認された。

筋骨草エキスの摂取によって、大豆イソフラボンの摂取量を減らしても同等の効果を得ることができる可能性が示唆された。



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