2017/2/27

日本流通産業新聞「関節対応健康食品素材特集」に『筋骨草エキス末』記事が掲載されました。

日本流通産業新聞(2017年2月23日号)より抜粋

関節炎への有効性確認『筋骨草エキス末』/松浦薬業

漢方素材の輸入・抽出・製剤化・包装までを一貫して行う松浦薬業(本社愛知県、松永忠功社長、電052-883-5151)は関節炎に対する有効性が確認された素材として「筋骨草エキス末」を提案している。グルコサミンと併用することによって相乗効果が得られることも確認している。骨粗しょう症に対する有効性についてもエビデンスを取得していることから、総合的なロコモティブシンドローム(運動器症候群)対策素材としても訴求できる。

筋骨草は、中国、日本など東アジアに分布するシソ科の植物。中国での古くからの植物名である「筋骨草」を素材名にしている。パッケージや広告に「筋骨草配合」と訴求できることもあり、ロコモ対応の健康食品への引き合いが多いという。

関節炎に関する動物実験では、関節炎モデルラットに筋骨草エキス末を16日間投与(筋骨草群)し、何も投与しなかった群(対照群)や、10倍量のグルコサミンを投与した群(グルコサミン群)、筋骨草エキス末とグルコサミンの両方を投与した群(併用群)、正常ラット(正常群)と、効果を比較した。

左後ろ脚の浮腫(腫れ)率を調べたところ、筋骨草群では対照群よりも抑制されることがわかった。筋骨草群の抑制率は、グルコサミン群よりも高かった。併用群の抑制率は、グルコサミン群や筋骨草群よりもさらに高かった。併用によって相乗効果が得られることが確認された格好だ。

筋骨草の持つ関節炎抑制効果のメカニズムに関する考察も行っている。試験管内の実験などの結果を踏まえ、同社では「筋骨草エキス末は関節腫脹を改善することによって痛みを緩和していると考えられる」と結論づけている。

筋骨草については、骨粗しょう症に対する有効性を示すエビデンスも取得している。実験は、卵巣を摘出した骨粗しょう症モデルマウスを使って行った。卵巣を摘出すると、骨粗しょう症の症状が進行し、大腿骨の「重量」「水分含量」「灰分量」「カルシウム含量」「コラーゲン含量」が著しく低下することが知られている。

同モデルマウスに筋骨草エキス末を投与したところ、骨粗しょう症の進行を示す各数値の低下が有意に抑制されることが確認された。筋骨草エキス末の用量を増やすほど抑制効果が高まることも分かった。

骨粗しょう症モデルマウスに筋骨草エキス末と大豆イソフラボンを同時投与した実験では、大豆イソフラボンを単独で2倍量投与した場合と同等かそれ以上の改善効果が確認されたことにより、大豆イソフラボンの摂取量を減らしながら同等の骨粗しょう症抑制効果を得ることができる可能性が示された。

同社としては、総合的なロコモティブシンドローム対応素材として、訴求を強めていきたい考えだ。



関節対応素材の健康食品素材・商材一覧

※上記一覧表赤枠内容
【社名】松浦薬業
【所在地】愛知県
【電話】052-883-5151
【素材名】筋骨草エキス末
【エビデンス】有効性:〇 安全性:〇
【特徴】名前がユニークで伝わりやすい。骨粗しょう症や変形性関節症を抑制する効果が期待できる

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