2017/8/18

日本流通産業新聞「エビデンス素材特集」にて『ケンポナシエキス』記事が掲載されました。

『日本流通産業新聞』2017年8月10日17日合併号22面『エビデンス素材特集』内より転載

韓国で人気の悪酔い防止素材『ケンポナシエキス』/松浦薬業

漢方素材の輸入・抽出・製剤化・包装までを一貫して行う松浦薬業(本社愛知県、松永忠功社長、TEL052-883-5151)は、韓国で人気の高い悪酔い防止素材ケンポナシエキス」の提案を強化している。現地では、肝機能改善の効能について韓国版トクホを取得した商品が多数流通するなどエビデンスも豊富だ。

ケンポナシはクロウメモドキ科の落葉高木で、国内にも自生している。同社が提案する「ケンポナシエキス」は、ケンポナシの果柄から抽出する。梨のような香り・甘味があるのだという。中国の薬物書には「嘔吐を止め、酒の毒を消す」との記載もあり、古くからアルコール対応用途で使われてきたことが分かる。

韓国はWHO調べ(2010年)によると、アルコール摂取量がアジアで1位となっている。「アジアナンバーワン酒飲み大国の韓国で人気の悪酔い防止素材」というストーリー性も高く評価されているという。

同社ではこのほど、ケンポナシについて独自のエビデンスを取得した。

ラットを①水投与群②クルクミン水分散性粉末投与群③ケンポナシエキス投与群―の3群に分けて行った。投与30分後にアルコールを投与し、その後の血中のアルコール濃度の経時推移を測定した。その結果、③のケンポナシエキス投与群では、アルコール投与30分後、同60分後、同120分後、同180分後の血中アルコール濃度が、水投与群に比べて有意に抑制されることが分かった。②のクルクミン水分散粉末投与群においても血中アルコール濃度の抑制効果が確認されたが、ケンポナシエキス群ではさらに上回る抑制効果が観察された。

これらの結果から、同研究では「ケンポナシエキスはアルコール代謝促進作用を有する可能性が示唆された」と結論付けている。

ケンポナシエキスについて報告されているエビデンスには他に、「ヒト呼気中アルコール濃度低下作用」や「ヒトでの悪酔い(顔面紅潮、心拍数増加)軽減作用」などがある。

ペーストエキスタイプでドリンクやゼリーに適している「ケンポナシエキス」と、エキスパウダータイプで固形剤に向く「ケンポナシエキス末」をラインアップしている。

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