2012/11/2

Collagen synthesis-stimulating action of the extract of Pfaffia glomerata roots and its constituent 20-hydroxyecdysone

(パフィア抽出エキスと20-ヒドロキシエクジソンのコラーゲン合成促進作用)

≪研究内容の紹介≫
この論文において私たちは、パフィア(ヒユ科、Pfaffia glomerata)の根の抽出エキス、及びその含有成分20-ヒドロキシエクジソンのコラーゲン合成能について検討しました。
はじめに、コラーゲン合成の指標として疑似老化モデルラットの肉芽腫とそこに含まれるヒドロキシプロリン量を、既にコラーゲン合成作用が知られている杜仲葉と人参抽出エキスの混合物(3:1)と比較検討しました。パフィア抽出エキスの反復経口投与(1日1回37.5-150 mg/kg投与)の結果、モデルラットの肉芽腫重量、ヒドロキシプロリン量は用量依存的に増加しました。また、20-ヒドロキシエクジソン(1, 3 mg/kg)と杜仲葉+人参抽出エキス混合物(400 mg/kg)も両パラメーターを有意に増加させました。
また、in vitroでは正常ヒト皮膚線維芽細胞(NHDF細胞)を用いて、抽出エキスのコラーゲン合成促進作用とコラゲナーゼによる分解抑制作用を調べました。パフィア抽出エキス(0.13-13 μg/ml)は濃度依存的にNHDF細胞の増殖促進作用、NHDF細胞培養上清中へのⅠ型プロコラーゲンペプチド産生促進作用を有し、一方で、上清中のコラゲナーゼ活性を抑制しました。
これらの結果より、パフィア抽出エキスは老化により低下した皮膚のコラーゲン合成を刺激し、コラゲナーゼによるコラーゲン分解を阻害することが示唆されました。そして、含有成分の一つである20-ヒドロキシエクジソンがパフィアのコラーゲン合成促進作用を担っていることが示されました。


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